メモの整理や勉強がはかどる「高級ノート」のおすすめを紹介
高級ノートとは
普段、色々なノートを使っていますよね。私も今まで気にしていなかったのですが、俗に言う「高級ノート」を勧められ使ってみたら意外に心地良かったのです。
たしかに100円から300円程度で買うことができるノートでも、十分に使いやすく快適ですよね。
しかし、ワンランク上のノートを使うと、より勉強やメモが楽しくなり、作業効率も上がります。
多くの作家、芸術家、科学者、実業家が、愛用のノートを使い古しながら、人類の遺産を産み出してきました。そのため、多くのクリエイターやビジネスマンは、ノート(メモ帳)を非常に重要なものだと考えてきました。
表紙の質感、紙の質。
万年筆を使う方ですと、裏うつりや、にじみ、発色も好みが分かれるところです。
自分の好みのノートを見つければ、高級ノートだけに安定した品質でいつも同じ書き味が得られます。
毎日使うものだからこそ、その質にこだわってみるのはいかがでしょうか?
ノートは後で見返すことも多いです。ノートに情報を書き込むために使った時間と努力こそが何よりも貴重なものであり、その跡を残すのであれば、ペラペラの紙よりも、しっかりしたクオリティの製品のほうが安心です。
何より高級で上質なノートは、それに書き込むモチベーションを高めてくれるという非常にありがたい力を持っています。手にとってみればそれを実感できると思います。
高級と言っても、1000円から3000円ほどの値段で数ヶ月は使えるので、誰にでも手が届く高級グッズです。
ブランドの服などを下手に買うと2桁万円してしまいますが、高級ノートは3000円以下の値段で「本物を手にしている」実感を味わえるので、その点でもおすすめできます。
今回は、おすすめの高級ノートを紹介していきます。
MOLESKINE(モレスキン)

イタリアのモレスキン社が販売している手帳、ノートブックで、間違いなく世界で最も認知され、愛されているブランドです。水をはじく真っ黒な表紙と、手帳を閉じるためのゴムバンドという、重々しくシンプルなデザインが特徴です。
オリジナルのモレスキンは、19世紀後半に製本業者の手工業で作られていましたが、1988年に「モレスキン社」によって復刻され、現在は私達が普通に使えるようになっています。
製品には「物語」があることが重要とするコンセプトで、ゴッホ、ピカソ、ヘミングウェイなど、一流の芸術家・作家に愛されてきたものを、なるべく再現しようとして作られています。
まったくマスメディアで宣伝していないにもかかわらず、あらゆる業界人に幅広く使われ、一部ではカルト的な人気となっています。
プレーンのもの、横罫線や方眼紙のついているもの、水彩用ノートブックなど、種類は多くありますが、どれを選ぶにしろ、その歴史を感じる紙質と厚手のカバーの手触りに感動してしまうでしょう。
格式があるだけでなく、ものすごく丈夫なノートなので、実用性の観点から見ても最高のノートだと思います。
このレベルのものが3,000円ほどで普通に購入できるのは、幸福なことだと言わざるをえません。
RHODIA(ロディア)

モレスキンと双璧をなす、メモ帳、日記帳、ノートブックの世界的なブランドです。アンリとロベールの2人の兄弟によって、1934年にフランスで創立されました。
特徴的な2本のツリーのマークは、2人の兄弟の絆の象徴です。
「ブロック・ロディア」や「ドットスクエアー」と呼ばれる、罫線ではなくドットで感覚をはかる独特のメモ帳が特徴的ですが、普通に縦や横に線が引いてあるドットではないタイプもあります。
個人的には、せっかくロディアを使うのならばドットタイプのものがおすすめですね。
基本色はオレンジ色ですが、黒色のバージョンもあり、日本では「クロディア」と呼ばれています。
「モレスキン」との比較ですが、紙も表紙もより頑丈になっています。(モレスキンも普通のノートよりは十分に頑丈ですが。)
ただ、そのぶん厚ぼったくなっていて、どちらが良いのかはその人の好みだと思います。
紙質は、丈夫であるにもかかわらず柔らかい感じがして、ちょっと独特です。
長い歴史を持ち、熱狂的なファンの多いメーカーで、やはりそこらへんのキャンパスノートとは一味も二味も違います。
アピカ プレミアムCDノート

王子製紙グループの「アピカ」という会社でありブランドの商品です。アピカは、「3年日記帳」や「10年日記帳」ですが、個人的に最もおすすめなのがこのプレミアムノートブックです。
見た目はキャンパスノートに近いですが、ハイグレードな紙でつくられていて、まさに「極上の書き心地」です。
書いていて気分が良いので、どんどん書き込んですぐになくなってしまいます。
値段は1冊1000円弱と、普通に売っているノートと比べるとずいぶん高いです。
しかし、値段が違うのも納得の品質で、変にブランド感がないのも気安くていいですね。
すべてのコストをノートの書きやすさに注ぎ込んでいるので、本当にびっくりするくらい一般のものとは違います。
自分の勉強用や、お子さんの勉強用に、ちょっと奮発して買ってみるのもいいかもしれませんね。
LIFE ノーブルノート

ライフ株式会社が、徹底的に紙の品質にこだわって作った最高品質のノートブックです。「アピカ」と同じくらいの値段で、どちらが良いかは好みがわかれるところだと思います。
滑らかさ、しなやかさ、柔らかさを重視した紙で、万年筆やマジックペンで書いても裏に滲んだりしません。
値段は1000円程度ですが、下町の職人の手でひとつひとつ丁寧につくられているので、とてもしっかりした作りです。
糸で綴じられていて、ノート一冊ですが職人魂が感じられます。
ページ数も多く長持ちするので、仕事用のノートなどに使ってもいいかもしれません。
LEUCHTTURM(ロイヒトトゥルム)

ドイツのメーカーのしっかりとしたノートが「ロイヒトトゥルム」です。モレスキンやロディアに勝るとも劣らない、世界中に知られているブランドです。
ドイツ製の伝統、技術、合理性の集大成のようなノートで、文句無しの性能を誇ります。
日本での知名度は低いものの、Amazonや楽天などのECサイトでは普通に買うことができます。
とても合理的なデザインになっていて、あらゆる人にとって安定して使いやすい高級ノートになっています。
ドイツ製らしく、「無地」「ドット」「罫線」「方眼」から一つ選択し、色も自由に選べます。
カラーバリエーションがとても豊富なのがいいですね。「アントラシート」や「アーミー」、「カッパー」などの渋いカラーが個人的におすすめの色です。
Amazonのサイトでは、好きな色とタイプを選んで注文することができるようになっています。
マルマン ボストンノート

「マルマン株式会社」は、東京都中野区にある、日本が誇るべき文具メーカーです。児童用の「マルマンスケッチブック」が一番有名ですが、比較的安価な製品を作っているメーカーです。
そのマルマンが販売している高級品が、「マルマンのボストンノート」で、値段を裏切らない、非常に高級感溢れる作りになっています。
鉛筆やシャープペンで書き込むのではなく、万年筆で書き込んでこそ映えるようになっています。
持ち運びに便利な形態ではありませんが、室内でじっくり書き込むのに適した最高級のノートです。
職人による製本で、そのまま保存版になることを前提とした作りです。
高齢の方への贈り物にするのも、センスがあっていいかもしれませんね。
以上になります。
最後に まとめ
普段メモをとったり、紙に何かを書いて考えたりすることの多い方は、高級ノートを使ってみると、仕事や創作が捗ったりするかもしれません。
高級といっても安くて1000円、高くて3000円ほどの値段なので、かなり手頃な高級品と言えますね。
ステキな文房具を一つ持っているだけでも、日常のほんのちょっとした合間にいい気分になることだってあると思います。
もちろん、100円のノートでも十分に機能的ではあるのですが、できるだけいい生活を目指すために、高級なノートを手にしてみるのは悪い選択肢ではないでしょう。