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英文法を学べるおすすめのサイトと参考書を紹介【基礎から翻訳レベルまで・無料解説】

2017年11月17日仕事, 学習, 実用

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英文法を学ぶことができる「おすすめのサイト」と「参考書」を紹介していきます。

単語を覚えただけでは英文を読解することはできず、ある程度の英文法の知識は英語学習において必須と言えます。

英文法には「理屈」があり、理解することさえできれば、単語と違って時間が経っても記憶から抜け落ちにくいです。

文法は覚えることが少ないにも係わらず、読解においては不可欠な知識なので、最低限の文法を正確に理解しておくと英語学習を効率的に進めることができます

本記事では、前半は「無料で英文法を学習できるウェブサイト」後半は「英文法のおすすめ参考書」を紹介していきます。

英文法を学びたいと思っている方は参考にしてみてください!

★無料で読める英文法の解説サイトを紹介

English Cafe(英語喫茶)「基礎からの英語学習」


「英語喫茶」は、英文法や英会話を無料で学ぶことができるホームページです。

英語を勉強する上で最高のサイトだと思います!

ただ無料で見れるというだけでなく、説明がすごくわかりやすいのです

シンプルにまとまっているので、読み返して復習しやすいのも素晴らしいですね。

文法を学びたい人は、「基礎からの英語学習」をやりましょう。

目次が網羅的な一覧になっているので、わからない文や疑問に思う文に出会ったとき、「文法の索引」みたいな感じで該当しそうな解説を探すことができます

「Day」ごとのレッスン形式になっていて、一から学びたい人も、毎日続ける形で学習しやすいと思います。

このクオリティのものが無料で公開されていることに感謝するほかありません

実は「基礎からの英語学習」は、パワーアップ版が書籍化もされています。

無料で学習できるサイトですが、お世話になった人はお布施として本を買いましょう。

英文法大全


英文法の解説がものすごく細かく載っているサイトです。

大学受験やTOEFLテストのみならず、実務翻訳に必要な領域までカバーしています。

高校英語の範囲を超えた、かなり丁寧で詳細な文法の解説で、それなりに英語が得意な人が読んでも「なるほど!」と腑に落ちる記述が目白押しです。とにかくめちゃくちゃ詳しいです

「大全」というのは名前倒しではありません。

それでいて、マニアックになりすぎず、例文つきで要点がしっかりまとまっているのが良いですね。

「無料で読むことができて、かつ体系化されている」という点では、数あるサイトの中でも最も信頼に足るものだと思います

英語を理屈のところから理解したい人なら、何度も読み返すことになるでしょう。

ちょいデブ親父の英文法


中学1年生レベルから大学受験レベルの英文法が手短にまとまっているサイトです。

初歩的な内容をテンポよく復習できるので、もう一度最初から英語を勉強しなおしたい社会人の方は、このサイトで基本的な知識を一通りさらっと復習してしまうといいと思います。

無駄に長い説明を排して、ピンポイントに例文と共に説明しているので、復習や知識のおさらいにとても向いています

英文法の他に、口語表現解説などもサイトにあって、これから英会話に臨もうとしている人は、目を通しておいて損はないです。

すべての内容を無料で読むことができ、紙にプリントアウトすることができる印刷用ファイルも用意されていて非常に親切です

『ネイティブはこう使う!』シリーズ

米国出身のネイティブで、日米会話学院での教授経験もある著者が、初心者向けに優しく「英語の考え方」を解説しています。

著者は、『英文法 ネイティブが教えるとこうなります』、『日本人のちょっとヘンな英語』などの英文法解説本をたくさん出版していますが、初心者におすすめしたいのが本書です。

日本語話者と英語話者では「発想の仕方」に違いがあり、「英語で考える」ことを意識すれば、ずっと意味やニュアンスを理解しやすくなります

本書は、基本的な英語と日本語の違いを、マンガ形式でわかりやすく教えてくれるので、これから英語を勉強していきたい初心者にも読みやすいです。

英語の考え方を最初に知っておくと、これからの英語学習も捗るでしょう。

特におすすめできる理由は、内容がしっかりしているのに加えて、Kindle版の価格が200円と非常に安いことです。

「時制・仮定法」「形容詞・副詞」「動詞」「英会話フレーズ」「前置詞」「冠詞」の6種類があるのですが、書籍版で全種類買うと高く付くのでやめたほうがいいと思います。

セール期間中のKindle版なら一冊の参考書以下の価格で全種類読めるので、めちゃくちゃお得です

日本人の英語

文法の参考書や解説書として書かれたものではなく、新書ですが、読めば確実に英語の理解が深まる名著です。

英語話者がどういう感覚で英語を使い、英語という言語でどのようにして世界を認識しているのかが、日本人にもわかるように書かれています。

英語と日本語に熟達した著者だからこそ可能な腑に落ちる解説で、「英語の考え方」とはいかなるものなのかがわかります

これを読んで、自分の中学や高校のときの英語教師がいかに英語が下手だったのかがわかりました。(英語教育に携わる方は全員本書を読んで欲しいです!)

日本人なら普通はあまり重視しない「冠詞や「前置詞」の使い方は、ネイティブからするとけっこうなニュアンスの違いを生むものなのです。

最初に本書を読んでおくと、その後の英文法の知識がより腑に落ちるようになるでしょう。英語をある程度ちゃんと学んだ人が読んでも、感動に近い新しい発見があるはずです。

総合英語Forest

英語文法の参考書の定番中の定番です。私も中学生の頃から愛用しています。

基礎の基礎のところから学べて、応用的な内容もしっかり載っています。説明が的確で分かりやすく、概念図やイラストも豊富です。

ものすごく愛着のある参考書ですが、それを抜きにしても最高の文法書だと思います。

「英文法をしっかり学びたい」人がまず手にするべき本がこれです

受験英語だけでなく、TOEICやTOEFLや英会話やビジネスなど、とにかく英語を学びたいすべての日本人におすすめできます。

奇をてらった色んな英語の文法解説書が出版されていますが、「フォレスト」をしっかりやるのが最も王道のスタンダードな学習方法だと思います

版を重ねて、現在は「7th Edition」まで出ていますが、個人的には「6th Edition」の編集のほうが好みだったりします。

今から学びたい方は普通に最新のものから買えばいいと思いますが、「6th Edition」のほうは中古で安く買えるので、お金を節約したい人はそういう選択もアリだと思います。

ロイヤル英文法

かなりしっかり書かれた英文法の参考書・辞書です。

重厚な内容なので、初心者はもっと軽めの参考書から入ることをおすすめします。

「専門書の詳しさ・学習参考書のわかりやすさ・辞書の引きやすさ」の3要素が意識されていて、英語に携わるのであればずっと手元に置いておきたい名著です

索引がものすごく便利で、よくわからない英文に出会った時は、まず『ロイヤル英文法』で調べることにしています。Kindle版も出ていて、仕事中にパソコンでそのまま開けるので重宝しています。

堅実な内容で網羅性があり、ちょっとした疑問にも解答が書かれているので、使えば使うほど本書のありがたさを実感できます

今も仕事で英語を読んでいるのですが、一番使っている英文法書がこれです。

固めの内容なので初学者にはおすすめできませんが、英語を頻繁に使う人なら絶対に持っておくべき一冊です

英文法解説

上級者向けの英語解説書です。翻訳家などが仕事に使う際に参考にするレベルです。

なかなか古い本で、とっつきにくさや読みづらさを感じる部分が無くもないですが、とにかく例文が豊富で、様々な疑問を自分で解消できる作りになっています。

初心者はフォレストやロイヤル英文法の内容をある程度完成させてから手を出しましょう。基本的なことの説明は省略されているし、記述も簡潔でそっけないです。

ただ、読めば名著と言われ続けているのも納得できます。

例文のピックアップにしても、その日本語訳にしても、惚れ惚れするような手腕で、達人の仕事といった感じです

まあ本書をじっくり読み込むよりは、TOEFLの勉強をしたり、オンライン英会話をしたり、留学したりするほうが、実践的で総合的な英語力が身につくと思います。

英語そのものを仕事にしている人や、英語が本当に好きな人向けの解説本ですね。

以上になります。

今回は英文法をとりあげましたが、英単語帳のおすすめを探している方は、以前書いた「英単語帳のおすすめランキング」を参考にしてみてください。

さまざまな誘惑があるなか、英語学習を続けるのは簡単ではなく、「オンライン英会話サービス」などで、毎日英語を話さなければならない環境に自分を追い込むと効果的です

文法や単語などは、それ自体をひたすら学ぼうとしても効率が悪く、覚えたら試してみることが重要になります。

英文法を学んだ後は、実際に読んだり話したりしてみて、知識を身体に定着させていきましょう!